ちょっとおバカな現代吸血鬼(でサキュバスとのハーフ)のお食事事情。
【サキュバス】
夢魔とも呼ばれる女性の形をした悪魔。淫魔とも呼ばれる。(悪夢を見せたりトラウマに関わる「ナイトメア」はその形状から「夢馬」と書かれることが多い。)
サキュバスは男性の夢に現れて性交によりエネルギーを奪う。その男の好みの姿で現れ、夢の中なので抵抗をすることは非常に難しい。最初は良くても日々弱っていくことを実感し、寝る度に襲われエネルギーを吸い取られるのは恐怖になっていくという。禁欲的な生活をしている男は狙われやすいともいわれている。
女性を襲う男の夢魔はインキュバスと呼ばれる。この2種類は同一存在で相手によって容姿を変えているだけという説もある。男性から精液を奪い、女性を孕ませる、ということをしているという考えもある。
【有性生殖】
男と女=雄と雌による生殖は状況に対応するためともいわれている。分裂などによる増殖は環境の急変や病気などに対応できず全滅する可能性がある。少しずつ違う個を増やすことで全滅を免れ、生き残った対応可能な遺伝子を持つ子孫を残していけるというもの。
(余談だが、薬による殺虫をしていくとその耐性をつけた虫が現れ、それが繰り返されればどんどん耐性が強くなり、下手すれば人類では殺しきれない虫が誕生するという……!?w)
【異種間混血児】
サキュバスやインキュバスは悪魔の一種ある。生物を超越した霊的存在である。当然、人間との有性生殖による子供は作れない。なのでアダルト作品では何の気兼ねもなくセックスができる「生きたセックス人形」として扱える。サキュバスたちにとってはエネルギー摂取の行為なわけだし、特に人間社会に溶け込み共存を望む派閥は死ぬまで精を取ろうともしないので、都合の良すぎる設定というわけである。
夢魔はこの人間の精子を改良し利用し人間に子を産ませて増えている、という考えもある。
しかし亜人種や人間との混血児をもうけられるという設定は一般的でもある。サキュバスが霊的な存在から動物的な種族として扱われる場合はハーフサキュバスもありえる。元々は神聖で精霊だったエルフやドワーフとの混血児はすでに多く、悪魔ではないがヴァンパイアとのハーフが活躍する作品もあるわけだし。
【悪魔の在り方】
悪魔は不可解な現象やご都合主義の存在である。名のある大悪魔は敵対する宗教の神様だったりすることは多く、つまりは宗教的な策略だったりする。人間の愚かしい欲望を具現化させ、そそのかす、それこそが「悪魔」の所業である。
サキュバスは夢精や金縛りなどの不可解を起こすモノであり、インキュバスは不義の妊娠を誤魔化すのに使ったモノかもしれない。